大好きな方におすすめされていた私立恵比寿中学の視聴をはじめました。
いやちょっと泣きそうなるな。
ここ2、3年でジェンダー論や女性の自己や仕事に対する抑圧についての議論てすごい進んできたよなと思っていて、ほんで自分も当事者ですから振りかざすほどではないですが気にするんですけども。
だから見えてる、女の子に対する呪いっていうやつ、型にはめて、ラベリングするようなやつ、"カワイイ"ピンクのくまちゃんのぬいぐるみに綿をつめられているようなやつ、から、彼女たちは完全に真っ直ぐ振り切って突破している。
背筋を伸ばして全速力で走り抜いたかんじ。
なんとうつくしい姿勢だろ。
ほんとのほんとに尊いやつだ。
可愛いってことばって私が作り手なので特に気をつけて使わなきゃいけないことばのひとつだと思っています。
ラベリングにならないように、くるんでみえなくするような使い方をしないように。
でも彼女らは、アイドルだし、アイドルだから、自分を素直に可愛いにもっていくし、お客さんに応援してもらって努力で進んでいく分をパフォーマンスできっちり返す。
もう12年もアイドルしてるんですって。
初期のパフォーマンスも見ましたけどもうたいへんなんですけどもう。
歌も踊りも笑顔も、すごい進化だよ。
おなじクリエイターとしてめちゃくちゃに素敵な姿勢だと思った。
そうです姿勢がいい。ほんとに姿勢がいい。
あんまりまっすぐで涙が出てくる。
一生懸命で元気で可愛い。
こないだの札幌の催事場はとっても広かったから、ふだんあんまり組まないタイプの、ワンピースやさんとかぬいぐるみとかカラフルな樹脂のアクセサリーの作家さんらからもらった"陽の気"にとっても近いものを感じました。
底抜けの笑顔と"わたしのカワイイ!"の強さ。
"推し"という概念の浸透が追い風に、とかでない、こういうアイドルのこたちが推しという概念を明確に言語化して紡いでいったのだきっと。
気持ちを明確な形にすること、言語化も、造形表現も、パフォーマンスも。
やりかたはそれぞれで、だけどだれかと共有できるかたちにもっていくことで、まわって糧になるんだな。
大森靖子ちゃんにも女の子であることに胸を張るという考えの一端を教わったが、この子たちからもたくさん教えてもらえそう。
特にさ、年代の特徴として情報がたくさん溢れている時代に子供から大人になっていく人たちだから、客観性があるですよね。
若者ことばの、アオハルとか映えとかいう言い方から見えてくる、俯瞰の視点を持って自身の生活や人生を過ごしている感じってかっこいいよなと思う。
まあ彼女らは泥臭いと言ってもいいほどの努力と根性の人たち、にいまは見えるけど(深く潜ったらまた違う視点が現れるかも)、でもほんとーにまっすぐ。
背伸びがないのに姿勢が良い。
はーほんと尊いですよ。
いつも素敵なもの教えてくださってありがとう。
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