ついに香嵐渓いってきたよぶろぐの最終回です。
最終日の朝は珈琲もって川べりにいって石のうえで遊んでいたら踏み外して片足ドボンした話はもうしましたよね。
その日は朝からマダムたちがきてくだすって、作品しっかりみていただけて、ほんで次につながるお話ができました。この場をご紹介くだすった中條さんにはもうほんとに頭が上がんないですほんとに。ボスにも。ありがとうございますもうほんとに。ちゃんと恩返しがしたいぞ、それができるように成長してゆきたく思います。まだまだなんだもんね。とりあえずこのブログを拝読されておりますみなさまがたにおかれましては、クリスマスのギフトはこのお三方のどこかでご購入されるのを強くお勧めしておきますよ。えっわたしにですか、嬉しいなあ。本ならなんだって好きですよ、あとガラスなら腕輪か宇宙玉がいいですねえ。
足助にはまたゆきます。
場所をつくってくださるそうです。ありがたやありがたやです。
また告知させていただきますね、なんと愉快なことにおうちに泊まらせていただけるのですって。京都土産は何がいいかなあ。
足助屋敷で働いている方や、ふらっと寄ってハマってくださったおねえさまなんかもおられました。ずっと面白がっていただけるよう精進してまいりますよ。やるぜやるぜおれはやるぜってあんなハスキー犬みたいな感覚でした。
最後にきちんとみなさまにお礼を言いたかったけど、バスが少なくってばたばたの別れになってしまいました。
最後の締めに事務所にいっておかねのなんやかやをしているときに、事務所のかたからすずめやさん目当てのお客さんたくさんいたね、どっからきたのーなんて話しかけていただいて、うおおマジでそうなんですかこういうものです、っつって、またぜひ、できれば絶対きたいなあと思いますです。
今年の香嵐渓の紅葉はあんまりよくなかったんですって。
おきゃくさまも出店者さんもみんな口々におっしゃっていました。
だから、来年は綺麗なんだって。そういうサイクルみたいです。楽しみだなあ。
帰りのバス、といっても東岡崎までのバスでして、
そのバスのあとに横浜行きの夜行バスに乗ったのです。
東岡崎ふしぎな駅でした。懐かしい名鉄の駅、あの特有の寂びかたの駅前にいい具合の音量でジャズがかかっておりました。薄暗いコンクリのロータリー、噴水、部活帰りの高校生の大荷物、疲れた様子の背広のおじさまがたが煙草をふかし、雑居ビルには音楽バーが軒を連ねておりました。
そのなかのジャズとワインと食事のおみせ、ってのにふらっと行きましたらばなんかトントン拍子にオーナーさんとお友達になりましたよ。いやふしぎ東岡崎。京都によく来られるそうなんでまたお会いするんです。夜行バスの時間まできっちりスマートに楽しませていただけました。いい音楽も教えてもらった、うれしかったなあ。
横浜は寺山修司に会いにゆきました。
夜行バスのスパつきプランにして、朝早くに横浜について、海の見える大きなお風呂にはいって、塩サウナなる女子力高いめのなんかもして、ゆるゆるの部屋着でちょっと眠って、気づいたら眼鏡がないんですよ。
展示会にいくというのに眼鏡を夜行バスのなかにわすれたのです。
そいで3時間くらいロスしたかなあ...。川崎にあるバス会社までとりにゆきました。
海辺の工業地帯、堪能しましたよ。まさかこうなるとは思ってなかったですけどね。
恐竜みたいにおおきなクレーンや、もくもく白煙をあげる煙突、いろんなはがねたち。
ルドンにもあいたかったけど諦めました。箱根遠いよう。
寺山修司はすごいボリュームで、こゆこゆの展示会で、会場デザイン祖父江さんだしうおおおおおって図録を買いまして、神奈川近代文学館だったんですけどもこう、瀟洒なタイプの洋風の公園のなかにありまして、そこのベンチで座って休憩いたしまして、そんでそこに図録を忘れました。
こうふりかえるとああ疲れてたんだなって思いますね、うれしみが重なりすぎてて興奮状態だったので自分の疲労に全く気づいてませんでした。
ルドンをあきらめる!と決めて、横浜美術館へ駒井さんの展示にいきましたらばルドンけっこう参考作品としていまして、駒井さんの展示自体もすごいよかったし一粒で二度美味しかったです。
久々に本屋さんで本も買ったよ。ひっひっひ。
さすがに新幹線で帰宅いたしました。
次の日、きっちりヤマトさんはお店オープンまえに香嵐渓からの荷物を届けてくだすって、
無事にたっぷりめの商品数でオープンできました。
次のボスの企画にでますのは1月1日搬入、2日から4日の枠で名古屋ラシックです。
インスタレーション、やらせていただきます。
ノートのテーマはオノマトペ、「どくどく」。
流れる音、液体の動く音。湧いてくる音。
どくどくテーマに紙を染めて作品をつくります。にじみシリーズですね。
空間演出のお題は「光も闇も、日々堂々とそこに在れ。」
新しい年の始まり、新しい流れの始まり。
もちろん絶えないおおきな流れの中でいきものはいつも生きているけれど。
湧いてくるもの、ながれ、うごくものをモチーフに、それを留めてしまいがちなおおきな力、光と闇の部屋に置く。
彼らはとても強いけど、まとめてなかまだ。
たとえばあなたの中にも、光と闇の部屋はあるはずで、みんながそれぞれ持っていて、そこいらじゅうにあるものだ、
卑下しないで、憧れたのを諦めないで、湧いてくるし流れている、腐ったりしない。
恐れる存在では、決してない。
ただそこに、在るんだから堂々としてて。
どくどく、こんなに綺麗だよ。
てなかんじ。
うん、やります。
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